2024.3.4
『北海道ハマナスエキス』に新たな働き発見!
真皮から美白をサポートする美白因子とは!?
自分の手をあらためて見ると、手の甲に比べて手のひらの方が白いと感じませんか?同じように紫外線にさらされているのに、なぜここまでくっきりと違いが出るのでしょう。そんな素朴な疑問をきっかけとして発見されたのが『北海道ハマナスエキス』の美白の働き。 従来の美白成分とは異なる、真皮からの美白サポート機能があることが新たにわかったのです。
なぜ手のひらは、他の部位と比べて白いのでしょうか。その疑問を抱いた研究者が調査を行ったところ、手のひらには、DKK1 という美白因子が他の部位よりも多いことがわかりました。 美白因子DKK1 は、シミの原因・メラニンを作り出すメラノサイトに、Wnt という物質が結合するのを阻害します。Wnt が結合できないことで、メラニンの生成に作用するチロシナーゼの発生を防ぎ、シミやくすみの発生を防ぐことができます。
※Yamaguchi, Regulation of skin pigmentation and thickness by dickkopf 1 (DKK1), (2009)
このDKK1 を多く発現させることができれば、従来の“メラニン生成過程を阻害する” 美白成分とは異なる作用を持った成分として活用できます。そこで三省製薬では、20 種類以上の素材を比較検証。その結果『北海道ハマナスエキス』に、線維芽細胞において高いDKK1 発現促進作用があることを発見しました。
『北海道ハマナスエキス』は1%濃度で美白因子DKK1 の発現量を約7倍も増加させる働きがあることがわかりました。
このように、美白因子DKK1 は言ってみれば、シミの素が作られる源流部分をブロックする作用を持っています。
メラニンの生成過程を阻害する作用を持つ美白成分などと組み合わせれば、より高い美白作用が期待できると考えられます。
『北海道ハマナスエキス』は、以前から黄ぐすみ予防や抗酸化作用が知られている成分でしたが、今回の発見で美白作用も合わせ持つことがわかりました。単体での使用はもちろん、既存の美白成分との組み合わせなどで、これまでにない美白アイテムを開発してみてはいかがでしょうか。