2022.9.9
オホーツク海を一望できる丘で大切に育てられた
ハマナスの力で、年齢を忘れるほどの若々しい肌へ
2022年7月26日、7月27日に北海道興部(おこっぺ)町にございます「かみでファーム」さんにお邪魔し、農園からのオンラインセミナーを開催いたしました。今回はセミナー内容の一部をご紹介いたします!
ハマナスは、北海道の花に指定されているバラ科バラ属の植物。かつては、誰も産業用途として栽培していなかったハマナスに注目して、栽培を始めたのが「かみでファーム」さんです。
レモンの数倍ものビタミンCやポリフェノールを豊富に含むハマナスの力は、今や化粧品をはじめ、レストランでの利用や花弁を使ったハーブティーや果実を使ったジャムといった加工食品への利用など様々な分野で活用されています。三省製薬の北海道ハマナスエキスおよび北海道ハマナス果実エキスには「かみでファーム」さんから仕入れたハマナスだけを使用しております。
北海道の海岸沿いなどに自生するハマナスは、あまりにも身近な存在すぎて、かつては誰も産業用途での栽培を行っていませんでした。そんな中、ハマナスの良さをもっと知ってもらいたいという想いから栽培を開始したのが、先代園長の上出英二さんです。上出英二さんはもともと郵便局の局長を勤めておられましたが、「ハマナスをもっと広めたい」という想いから、ハマナスの栽培を開始されました。
1998年に興部町の広大な土地に1,000株のハマナスの苗を植えました。さらに、2004年には3000株を追加し、近年ますますその量を増やしていっております。
現在は、ご子息の上出順也さんが二代目として農園を引き継がれ、ハマナスの株は数えきれないほど増えています。無農薬栽培を徹底しており、肥料に使っているのは、農園内でとれた雑草や採取しきれなかったハマナスの花・果実のみ。まさに北海道の大地の恵が育んだ品質なのです。
しかし、ハマナスの栽培・収穫は苦労もたくさん。
トゲが多いため、暑い夏場でも長袖の服を着ての収穫作業になるほか、密集して生えるハマナスの中で倒れると見つけられなくなるため、ラジオをかけながら作業を行います。また、熊の脅威も常に身近です。そのような環境のなかでも、「かみでファーム」では丁寧な栽培を続けていらっしゃいます。
「かみでファーム」では、花弁が5枚である原種のハマナスと八重咲きのハマナスを栽培しています。原種と比べて八重咲は花弁の数が多いので効率を考えれば八重咲の品種だけを栽培することもできたかもしれませんが、上出英二さんはあくまで北海道の原風景である原種にこだわりました。というのも、原種は八重咲の花とくらべて香りがよいからです。効率を悪くしてでも良いハマナスを提供したいという思いがこのこだわりから伝わってきます。また、花弁や果実は一つ一つ手摘みで収穫しており、加工も手作業で行っていらっしゃいます。
収穫したハマナスの花弁は、天気が良い日に一気に乾燥させます。花弁同士が重なるとうまく乾燥しないので、手で混ぜ、上下左右の入れ替えを頻繁に行います。開花後2~3日経つと色が悪くなってしまうため、開花したその日のものしか収穫できません。咲いた当日のものだけを使い、時間をかけずに乾燥させることで、美しい色と香りを持つ原料になります。
花弁1枚1枚に至るまで丁寧に育てられたハマナス。その花弁から抽出した北海道ハマナスエキスは、黄ぐすみやシワを防ぐ抗糖化作用を持っています。
ハマナスの果実は無農薬栽培を行っているため虫が混入してしまう事があります。
そこで、ひとつひとつ手作業でヘタを取り除き、半日は水につけて虫を取り除いた後、冷凍して保存します。
新鮮なうちに冷凍されたハマナスの果実から抽出した北海道ハマナス果実エキスは、抗酸化作用やコラーゲン産生促進作用など、アンチエイジングに嬉しい機能を多く持っています。
三省製薬の「北海道ハマナスエキス」「北海道ハマナス果実エキス」は、かみでファームさんという高品質なハマナス栽培農園があったからこそ生まれた成分です。北の大地で親しまれてきた花であるという、素材そのものの認知度に加え、幅広いアンチエイジング効果があるため、様々な商品への展開が期待できます。