2025.12.5
メラニンの生成をブロックすることで
シミを作らせない美白成分「延命草エキス」

三省製薬は既存成分のみに留まらず、様々な自然素材に秘められた効果について日々研究を行っています。そのような探求のなかで発見したのが、延命草が持つ強い美白作用です。三省製薬が開発した『延命草エキス』は、メラニンの生成に関わる複数の遺伝子発現を抑えることができるため、シミ予防に大きな力を発揮します。

延命草はシソ科の植物で、「ヒキオコシ」という和名があります。特徴的な名前の由来は、弘法大師が諸国行脚をしていた際に倒れていた旅人を見つけ、延命草の汁を飲ませたところ引き起こすように元気になった、という故事から。その名が示す通り、古来より気付け薬や健胃薬として用いられており、近年の研究では延命草の苦味成分エンメインに抗腫瘍作用・抗菌作用があることがわかっています。
三省製薬では、古くから身近に活用されてきた延命草を調べ、美白作用があることを発見しました。

実験結果からは、正常な細胞増殖を阻害することなく美白作用が発揮されていることがわかります。
この結果をもとに、国産の延命草を原料とした『延命草エキス』を開発。さらなる研究を行うなかで『延命草エキス』の美白力について驚くべきことがわかりました。
シミの原因となるメラニンは、紫外線による刺激や酸化物質、炎症などが原因でつくられます。しかし、すぐにメラニンが生成されるのではなく、そこに至るまでには多くの段階があります。

メラニンの原料となるのはチロシンというアミノ酸です。メラノサイトでつくられる転写因子のMITF、チロシナーゼやTRP-1、TRP-2などの酵素の働きによってチロシンがメラニンへと変化していきます。驚くべきことに『延命草エキス』はこれら4つのメラニン生成に関与する因子の遺伝子発現を抑制できることがわかっています。延命草エキスは、遺伝子レベルの段階で作用し、メラニンの生成を阻害します。



※メラノサイトにおけるチロシナーゼの活性を染色して観察。


※3次元皮膚モデルを用いてメラニン生成量を比較。
『延命草エキス』のように4種類もの遺伝子発現を同時に抑制できる成分は珍しく、シミ予防の大きな力になってくれることが期待できます。
『延命草エキス』は、メラニンの生成に関わる4つの因子の発現を抑制できる美白成分です。シミの発生そのものを予防できるため、UVケア商品などへの利用やシミ悩みが増える年齢層へのエイジングケア成分としてぜひご活用ください。


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