三省製薬では、130種類以上の独自の美容成分を開発しています。
美容成分ラボでは、美容成分の効果やメカニズム、商品企画のヒントなどをわかりやすくご紹介します。

2017.10.13

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あの“ネバネバ” が、髪にも肌にもいい 日本人になじみ深い“メカブ” に秘められた力

ワカメのメカブから、独自技術で「フコイダン」を抽出

ワカメのメカブ

縄文時代から食べられてきたと言われ、日本人の食生活とは切っても切り離せないほどなじみ深いワカメ。様々な栄養が含まれることが知られていますが、一般的に食べられている葉の部分より、根元に近いメカブ(芽株)部分に多くの機能性成分が含まれています。
なかでも特に、近年、注目を集めているのが水溶性食物繊維「フコイダン」です。

フコイダンは、コンブやワカメなどの褐藻類にのみ含まれるヌメリ成分。NK(ナユラルキラー)細胞やマクロファージなどの免疫細胞を活性化する働きが報告されているほか、胃の炎症を起こすピロリ菌の除菌作用や肝機能向上作用など、健康に有用な働きを多く持っています。そのため、フコイダンと聞くと真っ先に健康食品を思い浮かべるかもしれませんが、実はそれだけではありません。
ヘアケアやスキンケアにも役立つ強い保湿力やエイジングケアに欠かせない抗酸化作用など、多様な働きを持っているのです。

しかし、フコイダンは効率的な抽出が大変難しい成分。
有用成分をもっと役立てていただくために、三省製薬では様々な研究を重ね、独自技術により効率の良いフコイダン抽出を可能にしました。
その技術より生まれたのが、フコイダンを多く含む「メカブエキス」です。
注目成分フコイダンの働きで、ヘアケアにもスキンケアにも高い効果が期待できます。

【ヘアケア】ブリーチ剤などで傷んだ髪を補修してハリ・コシアップ

最近では髪を染める人が多いため、染毛前にブリーチ剤を使う場合も少なくありません。
ところが、ブリーチ剤は髪にダメージを与える原因に。
しかし実際には「髪は染めたい、でもダメージは抑えたい!」という希望を持つ人ばかり。
そこでおすすめなのが、「メカブエキス」の毛髪ダメージ修復作用です。

メカブエキスの毛髪ダメージ修復作用

このように、ダメージ部分に吸着されることで、効率的にダメージを補修します。

しかも、メカブエキスの大きなメリットは、毛髪をメカブエキスに浸した後に洗い流しても効果が得られること。ブリーチ処理による毛髪を使った実験では、メカブエキスに浸した後に洗い、さらに乾燥するという工程を3 回繰り返しても、56.4%ダメージが修復したという結果が出ています。

毛髪ダメージ修復作用

【スキンケア】若々しさに欠かせないコラーゲン、エラスチンの産生アップ

「メカブエキス」にはスキンケアにも役立つ機能があります。それが、コラーゲンやエラスチンを産生する線維芽細胞の増殖作用です。
年齢を重ねるとどうしても、コラーゲンやエラスチンが不足して、肌からはハリや弾力が失われてしまいます。また、コラーゲンなどの生成元である線維芽細胞も加齢やストレスで減少するため、シワやたるみは増える一方…。
「メカブエキス」はそんな年齢肌に働きかけ、線維芽細胞を増殖。その結果、コラーゲン・エラスチンが増え、再びハリのある肌を取り戻すことができるのです。

線維芽細胞増殖作用。メカブエキスには線維芽細胞を増殖される作用が認められた。
メカブエキスの働き

さらに、「メカブエキス」は角質層にある細胞間脂質のラメラ構造を安定化させる働きもあります。ラメラ構造の乱れは、バリア機能の衰えを招き、様々な肌トラブルの原因に。ラメラ構造を整えることで、バリア機能の回復を促し、健やかな肌へと導くことができます。

ラメラ構造安定化作用

「メカブエキス」はこんな開発にオススメ

三省製薬の「メカブエキス」は フコイダンを多く含み、ヘアケアやスキンケアに多くの効果を発揮します。また、日本人になじみの深い国産原料という点も特長のひとつとして挙げられます。

「メカブエキス」の活用を考えられる製品としては

●シャンプー、コンディショナー
●洗い流さないトリートメント
●アンチエイジング化粧品

などがあります。
食材としてもよく知られる素材由来なので受け入れられやすく、素材のイメージビジュアルなどでも広く活用が考えられる成分です。

三省製薬株式会社

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