2023.8.2
希少な国産繭を贅沢に使用したケアで
なめらかで潤いのある、つややかな美髪へ
蚕の繭から作られるシルクは、私たちの生活に古くから根付いています。
繭はフィブロインとセリシンというタンパク質で構成されており、繊維として用いられるほかにも、3500 年以上前から髪や皮膚を若返らせるために用いられたといわれています。
三省製薬では、そんなおなじみの繭の中でも特に希少な国産繭に着目した成分を開発しました。
蚕の繭を育てる養蚕業は約5000 年ほど前に中国から始まり、日本には約2000 年前の弥生時代頃に伝わってきたと言われています。その後、群馬県などで養蚕業が盛んになり、繭から作られる生糸は日本最大の輸出品となるまで成長しました。
しかし、時代とともに養蚕業は衰退し、現在では養蚕農家も減少の一途をたどっています。
養蚕の一大産地である群馬県でも昭和後半から生産量が大幅に減少し、近年の農家数は100 戸を下回っています。
そのような、今は貴重とも言える国産繭に三省製薬が着目して開発したのがヘアケア効果をもつ『加水分解シルク抽出液』です。
参考:
“令和3年度群馬県蚕糸技術センター年報”. 群馬県ホームページ.
https://www.pref.gunma.jp/uploaded/attachment/141077.pdf,(参照2023-07-31)
“群馬県蚕糸振興計画”. 群馬県ホームページ.
https://www.pref.gunma.jp/uploaded/attachment/23387.pdf,(参照2023-07-31)
通常、人の髪はウロコのようなキューティクルに包み込まれており、外的な刺激から髪の内部を守っています。
しかし、毛髪が紫外線や熱などのダメージを受けると、キューティクルが剥がれて髪の内部にまで刺激が通過し、内部の栄養が流れ出ることでパサつきやツヤ感の低下を引き起こしてしまいます。
『加水分解シルク抽出液』は、このキューティクルの補修作用があり、健康的なキューティクルを取り戻す働きがあります。
毛束にダメージ処理を行った後、 1%の『加水分解シルク抽出液』に10分間浸漬させ、電子顕微鏡にてキューティクル観察を行うと、キューティクル補修作用を確認できました。
『加水分解シルク抽出液』は、繭のタンパク質をアミノ酸やペプチドにまで低分子化させており、その豊富なアミノ酸がキューティクルのダメージ部分に吸着し、ダメージを補修しています。
キューティクルが補修されることによって、髪の健康状態が保たれ、ツヤ感のアップや指通りが良くなる効果が期待できます。
また、『加水分解シルク抽出液』 は洗い流しても効果が持続するため、シャンプーやトリートメントに配合してもキューティクル補修作用が発揮されます。
三省製薬の『加水分解シルク抽出液』は、希少な国産繭に着目して生まれたヘアケア成分です。
古くから日本を支えてきた国産繭の力で、まさに“シルクのような” 指通りなめらかな美髪を叶えるヘアケア商品を開発してみてはいかがでしょうか。