三省製薬では、130種類以上の独自の美容成分を開発しています。
美容成分ラボでは、美容成分の効果やメカニズム、商品企画のヒントなどをわかりやすくご紹介します。

2022.6.2

  • 開発の舞台裏

第2の製造工場としてもご検討ください!
三省製薬工場見学 充填・包装編

2022年4月に化粧品GMP(ISO22716)を取得した三省製薬の佐賀工場。最近では、中小企業庁などが推進しているBCP(事業継続計画)の取り組みとして、遠方の企業さまからもお問い合わせをいただいています。
BCPとは、企業が自然災害や大火災などの緊急事態に遭遇した場合、事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために取り決めておく計画のこと。生産拠点を分けておくこともBCPの取り組みのひとつで、関東や関西のお客様から九州の生産拠点としてご検討いただいています。
そんな三省製薬の工場紹介第二回では、「充填・包装」についての設備をご案内いたします。
出来上がった「バルク(化粧品の中身)」を容器へと充填していく過程ですが、化粧品の容器はボトルタイプやチューブタイプ、シートマスクタイプなど様々。三省製薬では各容器に対応した機器を導入しており、ロットや形状に応じて柔軟に対応しております。

お客さま)いろいろな機械があるんですね!これはなんですか?

 

三省製薬スタッフ)こちらはチューブタイプの充填機です。

まず最初に空のチューブにエアーの吹き付けと吸引を行う事で内部を洗浄し、充填を行います。

お客さま)へ〜、チューブタイプって蓋と逆側から充填するんですね。知らなかった!

 

三省製薬スタッフ)そうなんです。蓋と逆側からバルクを充填して、超音波シーリングを施し、仕上げにチューブの角を丸くカットします。機械が1回転する間に充填が終わるんですよ。
あっという間に製品が出来上がります。

お客さま)気づいたら出来上がってますね!速い!
あ、最後にしっかり人がチェックするんですね。

三省製薬スタッフ)はい、機械による重量検査とロット検査を行った後は、人の目と手で傷やパッケージのかけなどないかを確認しています。間違いのない品質のものだけをお届けできるように、何重にもチェックしているんです。

お客さま)となりにあるのは、ボトルタイプの充填機ですか?

 

三省製薬スタッフ)はい、ボトルの充填機が2台あります。

お客さま)この2台はどんな風に使い分けているんですか?

 

三省製薬スタッフ)一回の生産量に合わせて使い分けています。チューブと同じく、どちらのラインでも重量検査とロット検査、目視検査は欠かしません。

お客さま)そうなんですね! あ、向こう側にも別の機械がありますね。

 

三省製薬スタッフ)あちらはシートマスクの機械です。
弊社では、シートの入った袋にバルクを充填する形で作っています。
小ロットからの対応も可能なので、お気軽にご相談ください。

お客さま)三省製薬さんならではの機械ってあるんですか?

 

三省製薬スタッフ)複数種類のアイテムを入れられるサンプル充填機があります。
このような4つものアイテムを別々に分包できるような充填機はなかなかありません。

お客さま)パウチが連なったような形なんですね。それぞれ別のアイテムが入っているんですか?

 

三省製薬スタッフ)そうなんです。こちらのようにファンデーションの色合わせのために、4種類のバルクを別々に充填することも可能です。他にもローション、美容液、乳液、クリームといったライン使いのスキンケアシリーズ4アイテムのサンプルにしたり、2つずつ使ってシャンプー・トリートメントといったヘアケアアイテムの組み合わせにする等の対応が可能です。

お客さま)これで一度に4種類も! すごいですね!!

 

三省製薬スタッフ)このような充填の設備で、日々様々なお客様のご要望に対応しております。

お客さま)いろいろな充填機がありますね〜。迷った時も相談できそうで心強いです。

 

三省製薬スタッフ)はい! ロットについてでも形状についてでも、なんでもお気軽にご相談ください!

三省製薬の充填包装部門はいかがでしたでしょうか?
その他にもお試しセットの組み立てラインもございますので「お試しセットを作りたい」といったご要望にもお答えすることが可能でございます。
次回は原料部門についてご紹介いたします。ぜひご覧ください。

三省製薬株式会社

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