「美容」についての意識調査結果

2021年11月25日

女性にとって美容とは、「自分に自信をつけるもの」。
2年続くコロナ禍で、昨年に比べ美容にお金をかける女性が増加 。

■ 美容にかけるお金は、1ヶ月平均で「8,561円」。昨年比1,537円もアップ!
■ 特に20代は「12,520円」で、昨年比+4,326円の大幅増!「スキンケアにこだわる」人も急増!

美容成分の開発・製造・販売と、オリジナル通販化粧品ブランド「デルメッド」を展開する三省(さんしょう)製薬 株式会社(本社:福岡県大野城市 代表取締役社長:陣内宏行)では、2021年7月に20~60代の 女性、計520人を対象に、「美容についての意識調査」を実施しました。

当社では昨年5月にも同内容の調査を実施しており、今年はコロナ禍2年目を迎えた生活の中での調査となりました。

 調査結果から、女性にとって美容とは、「自分に自信をつけるもの」であり、楽しく、無理なく、毎日続けるものであることがわかりました。これは昨年同様の傾向です。

一方、美容にかけるお金は1ヶ月の平均が「8,561円」で、昨年に比べると1,537円もアップしました。コロナ禍で在宅時間が増える中、美容にお金をかける人が増えたことがわかります。年代別では、20代と50代は1万円を超えました。最も高いのは20代の「12,520円」で、昨年比+4,326円の大幅増。50代も「10,620円」で昨年比+2,791円となりました。一方、平均額が最も低いのは30代の「5,769円」でした。昨年比は▲870円で、唯一の昨年比マイナスとなりました。

 取り入れている美容法は、「紫外線・日焼けを防ぐ」、「十分な睡眠」、「体に良いものを食べる」が多く、それぞれの満足度は100点満点の平均で順に「59点」、「65点」、「59点」となりました。

 化粧品に入っている美容成分には約5割の人が「こだわりがある」と回答し、その理由は「効果への期待」を挙げた人が最多でした。また、美容成分の情報をもっと知りたいと考える人は80.6%と高い数値を示しました。コロナ禍2年目を迎えていますが、女性は美容への思いを持ち続けているようです。

 年代別で特に注目されるのは20代です。「スキンケアにこだわる」人は約6割で昨年から21.1ポイントも増えました。さらに、美容成分の情報を「もっと知りたい」人は9割に達しました。前述のように美容にかけるお金も1ヶ月あたり1万円を超えるなど、美容への積極姿勢が浮かびあがりました。「新しい情報」の入手には貪欲な一方で、「お金」、「手間」、「時間」については「かける」派と「かけない」派に二分されたのも特徴的です。

< 調査概要 >

   ・調査方法                インターネット調査

   ・対象                       20代~60代女性

   ・居住地域                東京都、愛知県、大阪府、福岡県

   ・有効サンプル数     520サンプル(20代~60代、各104サンプル) 

※三省製薬(株)について

 当社は1960年に、プラセンタエキスを配合したシミ治療の外用剤開発を目的とし、「いつまでも若々しく美しくありたいという、人類の根源的欲求に応え、社会に貢献する」を創業理念としてスタートしました。その後、1988年に「コウジ酸」で医薬部外品の美白有効成分の承認を第1号で取得、美白ブームのパイオニアとして実績を積み重ね、これまでに約130種類の美容成分を開発してきました。

 現在は、「よりよい成分、よりよい化粧品4.1」をコンセプトに掲げ、美容成分の開発から各種試験、化粧品の製造まで一貫して手掛ける技術力を強みに、新たなステージに挑戦しています。

 2021年3月には「デルメッド ものづくり宣言」を発表し、エコ、エシカル、サステナブル、ダイバーシティの考えを取り入れたものづくりへの取り組みをスタート。7月には当社初の実店舗として「デルメッド ショールーム」を福岡市にオープン。当社の基幹ブランド「デルメッド」製品を体感していただくとともに、お客様とのコミュニケーションを推進する場として展開しています。



以下、詳細です。

□ 自分にとって美容とは、「自分に自信をつけるもの」がダントツ!
□ 「自分に自信をつけるもの」は20代が高く、50代以降は「身だしなみを整えるもの」が増える傾向。

自分にとって美容とは何かを尋ねたところ、「自分に自信をつけるもの」と回答した人が41.5%でダントツでした。次いで「身だしなみを整えるもの」(15.2%)、「人生を豊かにするもの」(14.4%)の順でした。

年代に注目してみると、「自分に自信をつけるもの」は20代(57.7%)が突出して高く、年代が上がるにつれ減少する傾向にあります。一方、40代になると「人生を豊かにするもの」(21.2.%)と「身だしなみを整えるもの」(18.3%)が増え、50代以降は「身だしなみを整えるもの」が増える(50代21.2%、60代23.1%)ことがわかりました。

全年代を通じて、「実年齢より若く見られるようにするもの」という回答は昨年同様1割未満でした。アンチエイジング的なモチベーションは高くない傾向が続いています。

□ 取り入れている美容法のベスト3は「紫外線・日焼けを防ぐ」、「十分な睡眠」、「体に良い物を食べる」。
□ 「スキンケアにこだわる」が最も高いのは20代の約6割。昨年比で約21ポイントも増!

普段取り入れている美容法を尋ねると、「紫外線・日焼けを防ぐ」56.2%が最も多く、次いで「十分な睡眠」51.9%、「体に良い物を食べる」44.6%、「適度な運動」39.8%、「スキンケアにこだわる」38.5%と続きました。

「紫外線・日焼けを防ぐ」は、20代、50代、60代の約6割、30代40代の約5割の人が挙げており、年代を問わず、ある程度浸透している様子がうかがえます。

また、「スキンケアにこだわる」は20代(59.6%)が最も高く、昨年比では21.1ポイントも上昇したのが特徴的です。

□ 取り入れている美容法のこだわりベスト3は「楽しんでやる」、「我慢・無理をしない」、「日課にする」こと。
□ 20代は「新しい情報の入手」に貪欲だが、「お金」、「手間」、「時間」については、「かける」派と「かけない」派が拮抗。

取り入れている美容法のこだわりを尋ねたところ、「楽しんでやる」80.6%がトップでした。以下、「我慢・無理を しない」78.3%、「日課にする」64.8%、「新しい情報を入手する」59.2%、「時間をかけない」53.3%、「ストイックにやらない」51.3%、「手間をかけない」50.8%、「お金をかけない」47.5%と続きました。

総じて、「我慢・無理」はせず、「楽しさ」を重視。「時間」や「手間」、「お金」はあまりかけず、「新しい情報」を得ながら、「ストイックにならない」 程度に「日課にする」人が多い様子がうかがえます。

年代に注目すると、特徴が出たのは20代です。他の年代に比べて20代は「新しい情報の入手」(73.1%)に貪欲な一方、「お金」、「手間」、「時間」については「かける」派と「かけない」派が拮抗しており、タイプが二分されている状況がわかりました。

□ 取り入れている美容法への満足度では、「紫外線・日焼けを防ぐ」は「59点」。「十分な睡眠」は「65点」、「体に良いものを食べる」は「59点」。

取り入れている美容法について、それぞれの満足度を100点満点で聞いてみたところ、満足感の平均点が高い順に「十分な睡眠」65点、「肌断食」64点、「食べる時間に気を配る」62点、「体に良いものを食べる」・「スキンケアにこだわる」・「紫外線・日焼けを防ぐ」各59点、「水を飲む」58点の順でした。

「肌断食」の平均点は高めですが、取り入れている人は11人と少数派です。実践する人は少ないものの、実践している人の満足度は高いと言えそうです。

 

□ 取り入れている美容法にかける費用は1ヶ月あたり平均「8,561円」。昨年比では約1,500円アップ!
□ 年代別では、20代の「12,520円」が最も高く、昨年比で約4000円アップ!

取り入れている美容法にかけている費用は、1か月あたり平均で「8,561円」でした。昨年に比べ1,537円も アップしました。

年代別では、20代と50代のみ平均が1万円を超えました。最も高いのは20代の「12,520円」で、昨年比+4,326円と大幅増。50代も「10,620円」で昨年比+2,791円となりました。一方、平均額が最も低いのは30代の「5,769円」でした。昨年比は▲870円で、唯一昨年比マイナスとなりました。

また、40代は「6,818円」(昨年比+1,115円)、60代は「7,078円」(昨年比+325円)となりました。コロナ禍による在宅時間の増加もあり、子育て世代の30代は他の年代に比べ、美容にあまり予算をかけられないのかもしれません。

□ 化粧品の美容成分に「こだわりがある」人は約5割。
□ こだわりの理由ベスト3は、「美容成分の効果に期待するから」、「安全・安心にこだわる
から」、「自分にあった美容成分を選びたいから」。
□ 美容成分の情報をもっと知りたい人は約8割、関心の高さがうかがえる。

化粧品に入っている美容成分にこだわりが「とてもある」、「まあある」と回答した人は50.8%と約半数となりました。昨年比では6.2ポイント減少しました。

年代別に見ても大きな差はなく、各年代ともこだわりがある人(「とてもある」、「まあある」)は50%前後となりました。昨年に比べると、こだわりがある人が増えたのは20代のみで4.7ポイント増でした。一方、60代はこだわりがある人が昨年比マイナス24.0%の大幅減となりました。

こだわりが「とてもある」、「まあある」とした人にその理由を聞いてみると、ベスト3は「美容成分の効果に期待するから」55.7%、「安全・安心にこだわるから」45.8%、「自分にあった美容成分を選びたいから」43.2%で、他項目を大きく引き離しました。

年代別で特徴が出ている点を見ると、20代は「美容成分に興味」(38.9%)がある一方、「安全・安心へのこだわり」(31.5%)は低いようです。30代は「肌悩み」(40.0%)があるためか、「美容成分の効果に期待」(62.0%)、「安全・安心へのこだわり」(52.0%)が高いようです。50代になると、「安全・安心へのこだわり」(54.5%)に加え、「自分にあった美容成分を選びたい」(52.7%)、「流行に左右されずに化粧品を選びたい」(23.6%)、「自分なりの選択基準を持ちたい」(23.6%)など自律的に選択しようとするスタンスがうかがえます。60代では、「肌悩み」(13.5%)や「美容成分への興味」(17.3%)は低下しました。

自分にあった美容成分の情報をもっと知りたいと思う人(「とてもそう思う」、「まあそう思う」)は、80.6%にのぼりました。年代別では、知りたい人と思う人は20代の92.3%が最多となりました。次いで30代85.6%、40代と50代が各79.8%、60代65.4%の順でした。